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医療用医薬品製造販売業公正取引協議会

 医薬品産業は患者様への貢献を何よりも最優先に活動すべき業界です。その使命は、人々のかけがえのない命を支えるために有効で安全な医薬品を創出し、安定供給することです。その崇高な使命のもと、我々には他産業にも増してとりわけ厳格なる企業行動が求められております。特に医療機関等や医療担当者等による医療用医薬品の選択は医薬品企業による不当な景品類の提供によって、その判断に影響を与えることがあってはなりません。
 当協議会は昭和59年の設立以来、景品表示法に基づく法的根拠を持つ公正競争規約を業界の自主規制として定め、医療用医薬品における患者様の自主的かつ合理的な選択と事業者間の公正な競争秩序を確保することを目的とした活動を続けてまいりました。自主規制とは、我々が、法令の遵守、倫理の遵守、コンプライアンスなどに取り組む姿勢を自らの言葉と活動で社会にコミットすることであり、大きな意味を持つものと考えております。当協議会の各会員会社がこの自主規制のもと、誠実な活動で社会に向き合い、貢献し続けていくことに、本協議会の存在意義があります。
 当協議会では、この原点を忘れることなく、新型コロナウイルス感染症以降の新しい日常においても、時代の変化に合わせて適宜見直しを行いながら、会員会社各社への周知徹底により、規約違反の未然防止、拡大防止をはかり、新しい環境に即した患者様の自主的かつ合理的な選択及び公正な競争秩序の確保の為の活動を続けてまいります。
 医薬品業界が適切な活動で患者様への貢献を果たし、社会から信頼される業界であり続けるため、医療機関等及び医療担当者等並びに関連当局の方々をはじめとする関係各位の協議会活動への一層のご支援、ご協力を賜りますことをお願い申し上げます。